MotoGP 2012 8 4

 8月2日のニュースでは、日本の電機メーカーが、
2013年3月期の連結業績予想について、最終(当期)赤字を、
従来予想の300億円の赤字から2500億円の赤字へと、
大幅に下方修正すると発表しました。
 このニュースを聞いて、
多くの日本人は、驚くと同時に、
「日本の製造業は、もう、だめか」と思ったでしょう。
 しかし、日本の製造業すべてが不振ではないのです。
MotoGPというと、知らない人が多いでしょうが、
これは、自動車のF1グランプリのオートバイ版だと思ってください。
 最新のライダー・ランキングは、以下のとおりです。
1位 ロレンソ(ヤマハ)
2位 ペドロサ(ホンダ)
3位 ストーナー(ホンダ)
4位 ドヴィツィオーゾ(ヤマハ)
5位 クラッチロー(ヤマハ)
 これは、日本の国内選手権ではありません。
世界選手権であり、ライダーは外国人になっています。
 電機という分野では、
韓国メーカーや台湾メーカーが強いでしょうが、
MotoGPという分野では、圧倒的に日本のメーカーが強いのです。
 230馬力以上というV型4気筒エンジンを、
オートバイという小さな車体に積み込み、
それでも車両重量は150Kg程度で、
最高速度は時速300キロ以上となっています。
 このような極限状態で、世界各地を転戦して、
過酷なレースを行うのです。
 このロードレース世界選手権は、歴史のあるレースであり、
オーバイ・メーカーは、世界に多数あったはずですが、
結局、上位で残ったのは、日本のメーカーとなったのです。
 このような話は、日本の製造業にとって、
大変、参考になる話だと思います。
がんばれ、日本の製造業。
 大事に育てられ、優等生ばかり多くなった日本。
それでは、世界では戦えない。
 しかし、ホンダ、ヤマハは、今も、サムライがいて、
世界で戦っている。

MotoGP 2011 9 23
 今年(2011年)も10月2日に「ツインリンクもてぎ」サーキットで、
MotoGP世界選手権シリーズ第15戦日本グランプリが開催されます。
 私は、ケビン・シュワンツ選手が引退してから、
モーターサイクル(二輪)の世界選手権は、もう見ないと思っていたのです。
 着実にポイントを稼げば、チャンピオンになれたのに、
毎回、優勝するか転倒リタイアするかという激しいレースを展開した、
シュワンツ選手の戦いを見るのが楽しみだったのです。
 しかし、最近、再び、MotoGPを見るようになりました。
陽気で明るいロッシ選手が、レースとなると激しい闘争心を見せ、
哲学者のような雰囲気のロレンソ選手が、
レースとなれば、激しくロッシと戦う。
時には、ポイントを稼ぐことを忘れたかのようなレース展開となります。
 2010年日本GPでは、時速300Kmの世界で、
まるで肩と肩がぶつかり合うようなレースでした。
両者の戦いで、最も印象に残ったのは、2009年カタルニア・グランプリでしょう。
 さらに、MotoGPを盛り上げてくれるのは、
情熱の塊という印象のストーナー選手でしょう。
 今年は、福島原子力発電所の事故を受けて、
栃木県の「ツインリンクもてぎ」で、
世界選手権シリーズは開催できないのではないかと思われましたが、
無事に開催できるようです。
 このレースでの熱い戦いが、
震災復興を目指す人たちの励みとなるように祈ります。
 さて、私がMotoGPに関心があることを意外に思った人が多いでしょう。
私は、疲れがたまってくると、あるいは平凡な日々が続くと、
闘争心というか、「戦う心」が失われてくるのです。
「戦う心」は、生命エネルギーの源泉のひとつです。
 現代日本人に欠けているのは、戦う心、戦う意欲でしょう。
優等生ばかり多くなった日本。














































































































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